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楽しいクルマ絵本の世界/エンスーのためだけじゃないクルマ絵本ライブラリー

Dirty Mary Crazy Larry  

ダーティー・メリー/クレイジー・ラリー

ピーター・フォンダといえば『イージー・ライダー(原題“Easy Rider”)』(米、デニス・ホッパー監督、1969)なんだろうけど、私はバイク乗りでもないし、彼の主演映画の中でいの一番に思い浮かぶのが『ダーティー・メリー/クレイジー・ラリー(原題“Dirty Mary Crazy Larry”』(米、ジョン・ハフ監督、1974)なんだ。いずれも1960年代後半にブームとなったアメリカン・ニューシネマ(英語では“New Hollywood”というらしい[1])ムービーの代表作だけど、「ヘンリーフォンダの息子、ジェーン・フォンダの弟、ブリジッド・フォンダの親父」と言われ続け、それ以降俳優としてはあまり作品に恵まれなかったピーター・フォンダ[2]。そんな彼が先月亡くなった。享年79歳[3]。久しぶりにDVDを引っ張り出して観てみたよ。



DVDのカバーに書かれたストーリー紹介を引用すると、元NASCARレーサーのラリー(ピーター・フォンダ)とメカニックのデューク(アダム・ローク)は新しいレース参戦用の車を手に入れるため、アメリカの田舎町にあるスーパーマーケットの売上金を非暴力で強奪しようと企む。強盗は計画通りに進むのだが、逃走の際にお荷物を抱えることになる二人。ラリーが一夜を共にしたアバズレ娘メリー(スーザン・ジョージ)が逃走車両シボレー・インパラに乗り込んで来たのだ。彼女の参加で彼らの計画は少しずつ狂っていく。そして郡警察のフランクリリン部長(ヴィック・モロー)の指揮の下、パトカー軍団とヘリコプターで彼らを追跡するのだが・・・。アメリカのTVドラマシリーズ「コンバット」で名を馳せたヴィック・モローが、鬼軍曹サンダースよろしく部下たちに無理難題を強いるのは「コンバット」ファンとしても見もの。途中で乗り換えた逃走車、黄色のダッジ・チャージャーも含め、ピーター・フォンダはスタントなしでハンドルを握っていたそうだ[4]。

そんなB級映画が個人的になぜピーター・フォンダの代表作として記憶に残ったのか。配給当時小学生だった私は洋画少年だった。小学生だからしょっちゅう映画館に行ける訳もなく(田舎じゃ映画館に入れば1枚のチケットで2回も3回も観ていた、そんなことが可能な時代)、周りの友人にも筋金入りの映画少年がいたので影響され、「スクリーン」や「ロードショー」といった月刊の洋画雑誌を買ったり、友だちから借りたりしてよく読んでいた。アメリカン・ニューシネマのブーム最中だったから、この映画の紹介もかなりページを割いていたと思う。雑誌に連載されていた映画ポスター批評のコーナーで、下記のポスター画が取り上げられていて、カッコいいと思ったんだ(この頃の映画ポスターは皆味わい深い手描きだった)。

Dirty Mary Crazy Larry
出典:IMDb

それで映画も観ていないのに(本編を通しで観たのは、その後テレビの“〇曜ロードショー”だった)、映画の冒頭で流れるマージョリー・マッコイ(Marjorie McCoy)の《TIME(Is Such A Funny Thing)》というサントラのドーナッツ盤まで買っちゃって、激しいカーアクションとは対照的な気だるい感じの曲がやけに気に入ってね。



TIME(Is Such A Funny Thing)
当時購入したドーナッツ盤

そしてダスティン・ホフマンと『わらの犬(原題“Straw Dogs”)』(米、サム・ペキンパー監督、1971)で共演したメリー役、スーザン・ジョージが好みのタイプであるお目目クリクリのキュートな顔立ち(ちょっと 中条あやみに似ているかな)のブロンド娘だったことと(「ファール・プレイ」参照)、デニムのビキニスタイルに惚れちゃったんだ。でも後年映画を観て、役柄とはいえオツムのパーチクリン感と歯並びの悪さに恋も冷めてしまった(口元を閉じていれば可愛いんだけどなあ)。彼女の最近の写真を拝見すると、歯並びは見事に矯正され、美しく上品にお歳を召されていた。以上の思い出もあって、私の中ではピーター・フォンダとスーザン・ジョージの代表作として本作は外せないのだ。

Susan George1
Susan George
出典:きぬきぬさんのツイート

そんな懐かしい映画を思い出させてくれたニュースをかき消すように、暴走車で世間を騒がせたこの映画さながらのおバカな男女が捕まったね。彼らをネタにこの映画のこと、クルマの暴走行為のことを次回もう少し掘り下げてみようと思う。



[参考・引用]
[1]アメリカン・ニューシネマ、Wikipedia、
https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカン・ニューシネマ
[2]ピーター・フォンダ、映画「イージー・ライダー」、アメリカをドライブ!・・・した気になれるロードムービー!!、
http://www.fly-drive.jp/easyrider/
[3]「イージー・ライダー」俳優ピーター・フォンダさん死去79歳、映画.com、2019年8月19日、
https://eiga.com/news/20190819/8/
[4]ダーティー・メリー/クレイジー・ラリー、Wikipedia、
https://ja.wikipedia.org/wiki/ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー
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Posted on 2019/09/01 Sun. 12:19 [edit]

category: movies/クルマと映画

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