無骨なSUV1 無骨なSUV2

3日くらい前に愛車のリモコンキー機能が一旦戻ったんだが、また一昨晩から機能不全だ。南北首脳会談の影響だったのだろうが、GW初日の今朝もまだNG。それにしても、つい最近までミサイルで我々を挑発し、実の兄を暗殺し、平気で裏切り者を銃殺刑にできる、そして日本人だけでなく韓国人も含む外国人を国ぐるみで拉致・誘拐する世襲国家の支配者が、突然和平なんて信じられると思うか?事実、大騒ぎの割にはさして具体性もない共同宣言。かつて日朝平壌宣言なんて出されたセンセーショナルな首脳会談もあったよね。それがその後どうなったか…。朝鮮戦争とは米中代理戦争なのだから、中国の意を受けた金―トランプ会談が、本当の首脳交渉になる。もちろん平和を否定する理由はないが、仮に半島が非核化されるとしても、曲者がせめぎ合うこの東アジア地域の核武装最前線が後方に移るだけ、つまり実際は持ち込まれているであろうここ日本が舞台になるということを、日本人はどれくらい真剣に考えているだろうか。自宅の目の前にその最前線があると、他人よりもちょっとだけ斜めに見てしまう。一方、世界がこれだけ大きく動く中で、傲慢財務官僚と中年アイドルのセクハラ問題がトップニュースになるこの国の現実に戻ると、実に情けなくなる。巷のニュースはうんざりなので、やっぱり趣味の世界に逃げちゃおうっと。それもSUVのお話。最近私の琴線に引っかかった2台の渋いSUVの記事からだ。

今や世界的に大人気のSUV(Sport Utility Vehicle)[1][2]。訳すれば「スポーツ用多目的車」となる。Wikipedia[3]によればその定義はあいまいで、ピックアップトラックの荷台に居住スペースを載っけた本来の意味のSUVから、クロカン(クロスカントリー車)と呼ばれる本格オフロード走行向けに設計された四輪駆動車、そして今ブームとなっているSUVの大半を占めるであろう乗用車のモノコックを流用し、ボディを大きく又は高くしたクロスオーバーSUVを総称してこう呼ぶ。まあ広義には、実用性の高い、背高の2BOXハッチバックのことだと思えばよい。

Maserati Levante
Maserati Levante
Lamborghini Urus
Lamborghini Urus
高級ブランドもSUVに[4]

今やランボルギーニやマセラティ、そしてあのロールス-ロイスやベントレーまでが最高級SUVに手を出す時代[4]。かくいう私も最初に自分で買ったマイカーは日産初代テラノだったし、現在も先代エクストレイルに乗っている。その前のルノー・カングー1もSUVといってもいいくらい、商用車ベースだったけど走りはなかなかのスポーツだった。一般にSUVというとアイポイントが高く、下界を見下ろすような優越感が気持ち良いのだが、しょせん背高のトラックだろ?と走行安定性や乗降性、乗り心地などの基本性能には難ありと思われていた。しかし、最近のSUVのドライビングポジションはもはやセダンに乗っているかのごとく感覚で、基本性能もセダンと遜色ない。”スポーツ”と呼ぶくらいだから、スタイリングも含めてむしろヘタなスポーツカーよりもスポーティーかもしれない。SUVにスポーティーさを全面に打ち出したのがBMWの初代X5(BMWはSports Activity Vehicle=SAVと呼んでSUVとは差別化していたけどね)[5]。当時セダンのBMWには興味なかったが、X5はカネがあれば欲しいと思ったほどカッコ良かった。

BMW X5(E53) 4.4i
SUVブームの先鞭をつけたBMW X5(E53) 4.4i
出典:FavCars.com

悪路走破性や積載性を考えれば、セダンに対してもはやポジティブ要素しかない(釣り好きの友人が言っていたように、トランクで仕切られていないので臭いが…とのネガティブ評価もある)。売れないハズがないのだ。反面、その外観は万人受けするように今風の丸っこいスタイリング、フロントフェイスは流行りのキツネ目とどれも似たようなエクステリアデザインになった。王道のジープやランクル、パジェロといったクロカン4WDの四角い面構えなんて今は昔。そんな時代遅れともいえる無骨でムダのないこれぞSUVといった外観、アーバンなSUVなんてチャラい!と言いたげな2台が、偶然にもここ最近続けて紹介されていた。

≪Mazda CX-5≫
Mazda CX-5
出典:Response
Mazda CX-5 rear
出典:sandyford motorcentre.com

≪Volvo XC60≫
Volvo XC60
出典:behindthewheel.com
Volvo XC60 rear
出典:Ring of Color

≪Audi Q5≫
Audi Q5
出典:MOTORTREND.Canada
Audi Q5 front
出典:netcarshow.com

≪BMW X3≫
BMW X3
出典:Response
BMW X3 rear
出典:indianautosblog.com

≪SEAT Ateca≫
SEAT Ateca
出典:TEINTES
SEAT Ateca rear
出典:SEAT.com
もはや、どれがどのメーカーのSUVやら…

X-Trail T32 rear
出典:車知楽
X-Trail T31 rear
出典:favcars.com
愛車エクストレイルの縦型リアコンビが個性的で好きだったんだが…(上:現行T32型、下:T31型)

1台目はロシア・アフトヴァースの『ラーダ・ニーヴァ(LADA Niva)』。

【日本で買えない】ロシアの生きた化石、ラーダ・ニーヴァに日本で遭遇! 70年代のデザインが今もそのまま

このクルマは以前にも拙ブログで紹介したことがあって、久々の勇姿を見つけておおーっとなったワケ。1977年のデビューからモデルチェンジしていない未だ現役というから、最初のデザインや設計の完成度に相当自信があるのだろう。事実、このプロダクトデザインには無駄がない。記事にも書かれているが、私も特に好きなのが斜め後方から見たCピラーからリアゲートにかけたラインの美しさ。バランス的には私は3ドアより5ドアの方が好きかな。構造もシンプルで整備性にも優れ、価格も日本円で100万前後というから、200万台以上生産を続けているベストセラー車たる所以だろう。ルパルナスさんが規制の厳しいドイツ仕様車を輸入されているが、これは400万近くする。アフトヴァースはルノー・日産の傘下だから日本仕様にして安く販売すればいいのにね。自動運転とか電動車に辟易しているこういうシンプルなクルマに刺さる若者、いっぱいいると思うんだけどなあ。なぜ若者のクルマ離れが進むのか、単に価格やランニングコストが高いといった理由だけじゃないと思うんだ。彼らの求める魅力がないんだよ、最近のクルマには。先端技術や燃費、品質だけがプロダクトの価値を決めるワケではない。そんなことを感じさせる潔い一台だ。

LADA Niva 5doorHB
LADA Niva 5doorHB

2台目は、その若者や薄給のリーマンには絶対に買えないSUV、ランドローバー。しかもかなりゴツイヤツ。

ランドローバーはどこまでゴツくできるのか……その答えは『BIGFOOT』にあり!?

ランドローバー・ディフェンダーのカスタム仕様、英国のカスタムビルダー・Chelsea Truckが製作した『BIGFOOT』。昔、息子のおもちゃがハマーだらけだったように、私けっこうマッチョカー好きなんで、スマホで見つけてマットなブラックに「かっけー!」。もう見た目が軍用車両。あっ、でもワタクシ軍事オタクではないですよ。「砂漠のロールスーロイス」ランドローバーは、SUV好きにとっては憧れのクルマだ。ランドローバーはスクエアスタイルが他社との差別化、真骨頂だと思うのだが、最近のモデルは流行に漏れず、ずいぶんまあるくなった[5]。若い頃は恐ろしく厳しく攻撃的だった会社の上司や先輩が、歳を重ねるにつれ徐々に丸くなることに一抹の寂しさを覚えることとちょっと似ている気がする。『BIGFOOT』は、そんな「ブルータス、お前もか」の流れに一撃をくらわす一台だ。

Land Rover BIGFOOT
BIGFOOT

いずれもフツーの人は絶対に買わないと思うけど、よく自称クルマ好きの大金持ちが自分のガレージを自慢げに紹介する番組があるよね。ガレージには、お決まりのフェラーリやベンツ、ロールス-ロイスなどが並ぶが、その中にこの2台なんかが入っていると感激するけどなあ。

今回の2台、偶然にロシアと英国生まれのプロダクツだけど、この2国間のスパイ事件を端に、20か国以上が露外交官を追放、ロシアもそれに報復するなど、国際的な緊張関係が続いている[6]。是非は別にして、ここでも日本のプレゼンスは皆無。大手マスコミもほとんど取り上げない。欧米のシリアへの軍事行動もこの文脈上だし、そのシリアと北朝鮮との「黒い関係」も噂されている[7]。世界各地の緊張状態は全てが繋がっている、つまり、どこかで火の手が上がれば世界戦争になるかもしれないという極めて危うい状況なのだと思う。そんな時に我が国の国会は機能不全のままだ。与党も野党も政治的手法がもうムチャクチャ。疑惑の真相は当然我々も知りたいけど、世の中は常に動いている訳で、個々の問題はそれぞれ切り分けて、もっと大事なことの議論を進めてもらわないと…。安倍さんも何も非がないとおっしゃるのなら、国民の納得する第三者や超党派議員による調査チームを立ち上げればよろしいし、野党も国会を止めなくても独自に調査はできるワケでしょ。それとも情報ソースは、週刊誌やネット情報なの?証人喚問したところで、また時間をムダにする茶番劇にしかならないよ。

趣味に逃げたつもりが、また胸くそ悪くなってきた。


ワイルド系で鳴らした中年アイドルの愛車もSUVだったみたい[8]。“DASH島”の企画が好きだったので、本当に残念でならない。芸能界を辞めて、せっかく身につけたのだから、職人としてモノづくりの大切さ、面白さを啓蒙していくことで人生出直すしかないのではないか。

[参考・引用]
[1]今世界中でSUVが選ばれる4つの理由とは?、永田恵一、WEB CARTOP、2017年10月31日、
https://www.webcartop.jp/2017/10/170253
[2]SUV人気が衰えない3つの理由 ライバル不在の競争で品質向上、鈴木ケンイチ、NEWSポストセブン、2018年4月18日、
https://www.news-postseven.com/archives/20180418_667709.html
[3]スポーツ・ユーティリティ・ビークル、Wikipedia、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB
[4]スーパーカーのSUV:ロールスロイスなど続々と高級SUVが登場、小野真人、NewSphere、2018年2月4日、
https://newsphere.jp/business/20180204-1/
[5]英国流SUV「ランドローバー」が頭打ちの理由 加速できない「砂漠のロールスロイス」の現状、森川郁子、東洋経済ONLINE、2017年7月26日、
https://toyokeizai.net/articles/-/181772
[6]ロシア外交官大量追放、背後に熾烈な諜報戦 英が機密情報で欧州多数派工作に成功、日本は蚊帳の外?、岡部伸、産経ニュース、2018年4月11日、
https://www.sankei.com/world/news/180411/wor1804110024-n1.html
[7]北朝鮮、シリアに化学兵器の製造部品を提供=国連報告書、BBC NEWS JAPAN、2018年2月28日、
http://www.bbc.com/japanese/43221764
[8]TOKIOのワイルド担当山口達也さんの愛車とは?意外に堅実?【芸能人の愛車】、MOBY、2017年3月23日、
http://car-moby.jp/166153
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