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椅子の張り替えをする

いやー、先日はすごい雪ざんしたね。普段は暖かいここ横須賀も停電が何度も発生するくらいの大雪で、懐中電灯もラジオもなかなか付かず大慌て。停電は3.11以来でしたから、防災グッズの定期点検が必須だということを改めて痛感しました。まだ所どころに氷雪が残っており、転倒やスリップの危険性はあります。日本海側は今日もどえらい雪のようですが、北国で生活される方には本当に頭が下がります。さて先日の日曜日は、座面がボロボロになったダイニングチェアの張り替えをDIYで行いました。

ここに越して来た頃にダイニングテーブルとセットで購入したので、もうずいぶん年季ものの椅子です。2年位前に座面に小さな綻びが発生し、そのまま放置していたらこんなに広がってしまいました(写真1)。妻の早く直せとの強い視線を感じながら今になってしまったのです。

椅子の張り替え_写真1
写真1.このようにひどい有り様な椅子で飯を食っておりました

修繕するとなると、まず生地が必要になります。と、その前に色を決めなければいけません。元は明るいブラウンですが、今回はルノー4(キャトル)に似合いそうな味のあるブルーイッシュグレイ系にしたいと思いました。値段からいって合皮しか選択肢はないのですが、ホームセンターに行ってもカラーバリエーションがほとんどありません。こうなるとネットが本領を発揮します。探してみたところ、シンコール社が「オールマイティー」という商標で売っているビニールレザーが実績、色のバリエーションの点から最適と思われました。取り扱っているサイトは色々あるようですが、私はTポイントの獲得できる以下のストアで購入しました。

ブラインドスクリーン壁紙道場LUCK

色も108種類と豊富で、サンプルの取り寄せが5色までできるということで、ブルーイッシュグレイ系から青系に振ったものと緑系に振った5種類のサンプルを依頼しました。結局、美大受験生の娘の意見も参考にパソコンのモニター上で見て最初に気に入ったL-1500という色を選択しました。生地の巾は125cmで10cm単位139円で売ってくれます。座面幅が40-50cmなので、約20cmの折り返し代を考慮して70cmでオーダーしました。

生地色の選択
生地の色はこの辺りから選びました

生地が届けばあとは椅子の解体です。座面の裏側を見ると、不織布でカバーされています(写真2)。これを止めているタッカー(木材用のホッチキス)の針(ステーブル)を外すことから作業は始まります。結構しっかりと打ち込まれているので、普通のマイナスドライバーでは外せません。小さ目のドライバーを使い、ハンマーで打ち込んで食い込ませながら外していきます。

椅子の張り替え_写真2
写真2.座面の裏側

このカバーを剥し終えると、今度は痛んだメインの生地の取り外しにかかります(写真3)。先ほどと同じように針を根気よく抜いて行きます。これが結構重労働。やっと外し終えた生地を見て想定外のことに気づきました。これと同じように新しい生地をカッティングして、あとは織り込んでタッカーで止めれば終わりと読んでいたのですが、前脚を包む角の部分に縫込みがあったのです(写真4)。事前にちゃんと観察していれば気づきます。確認不足でした。縫製のことはあまりよくわかりませんが、当然ミシン縫いのはずなので上糸と下糸とでご丁寧に縫い合わせています(写真5)。家政学部卒の妻も不在でしたからミシンをかけてもらう訳にもいかず、はじめは瞬間接着剤で止めようかとも思ったのですが、仮止めに使うだけで、強度を得るためにはちゃんと手縫いをしようと決めました。

椅子の張り替え_写真3
写真3.生地はタッカーでびっしりと打ち込まれております
椅子の張り替え_写真4
写真4.前脚はこのように角を縫製しカバーされていました
椅子の張り替え_写真5
写真5.機械縫いでしっかりと

その前に生地のカッティングです。クッション材は無惨にもこのような感じになっていました(写真6)。

椅子の張り替え_写真6
写真6.痛々しいクッション材

生地のカッティングは元生地をトレースしました。生地を伸ばし過ぎずに少し小さ目にトレースし、カッティングします。あとは針と糸を妻の作業机から探し出し、元の状態を真似ながら慣れない縫製作業を行いました(解体の一工程ずつ写真に撮っておけば、あとで再現する際の参考になります)。両面を互い違いにクロスさせて縫い込みましたが、手縫いなのでさすがにまっすぐに縫うのは難しい。ここに一番時間を費やしました。(出来が悪いので写真は撮っていません)

椅子の張り替え_写真7
写真7.剥がした元生地のカバー
椅子の張り替え_写真8
写真8.元生地からトレースしてカッティングした新生地のカバー

最後はいよいよ生地の張り替え作業です。その前に痛々しいクッション材の補修をします。そのまま生地を被せ、ウレタン材の削れた部分を触るとやはり違和感を感じます。そこで、裂けて窪んだ部分にはウレタン材の代わりに脱脂綿を詰め込んで、その上から不織布で覆いました(写真9)。その上に生地を被せてみると、手触りも落ち着きました。

椅子の張り替え_写真9-1
椅子の張り替え_写真9-2
写真9.クッション材の傷補修

ここからの必需品が木材に打ち込むホッチキス、ガンタッカーです。なぜか我が家には2個もあります。付属品の針を装填して生地の上から打ち込みますが、深く木材に刺さらず浮いてしまい、ハンマーで叩くとぐにゃぐにゃに曲がってしまいました。タッカー(MAX製ホビーホッチキスTG-H)の性能と針の強度が今いちなのかと思いましたが、針の足長が8mm(MAX製ステープル1208F)のものだったのでちょっと長すぎたようです。オリジナルで使っていたものが6mmだったからです。そこで急遽ホームセンターに出かけ、足長6mmの針(MAX製T3-6M)を買って来ました。今度は根元まで深く刺さりました。ちょっと頭が出た場合はハンマーで軽く仕上げをします。タッカーの打ち込み方にもコツはいるようですね。最初は座面の前後を止めます。生地を引っ張りながら、皺を作らないように。そして両サイドを止めていきます。座面の生地張りを終えたら、仕上げに裏面の不織布をタッカーで止めて出来上がり。

ガンタッカー
椅子張り替えの必需品、ガンタッカー

元の椅子と比べるとこんな感じです(写真10)。手縫いした前脚の部分は寸法の採り方が幅広すぎたようで、少し緩くなってしまいましたが(写真11)、初めてにしてはなかなかうまくいったと思います。生地の色も素敵でしょ。実物はもっと良いですよ。その他の椅子もだいぶ痛んできているようなので、そのうちまた張り替えが必要になってくるでしょう。次回はもっと上手に効率的に作業を進めたいと思います。余った生地も何か部屋の模様替えに使えそうです。

椅子の張り替え_写真10
写真10.完成
椅子の張り替え_写真11
写真11.まあこんなもんかな

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