1940東京五輪ポスター
出典:http://corobuzz.com/archives/38837

先日、東京五輪2020大会マスコットの最終候補が発表され、この中から小学生の投票で決定されるとニュースになっていた。これを見た美大受験生の娘、受験仲間内では(ウ)の評判が良かったという。でも彼女曰く「小学生に選ばせるのなら、彼らの世代が好みそうな(ア)で決まりでしょ。何で小学生だけなの?」と案に出来レースだと批判していた。ちなみに我が家の投票では(ア)1票、(ウ)3票。案の定、小学生に一番近い息子の意見は(ア)。私もこの三択なら(ウ)だが、やっぱりアニメ路線かあ、とあんまりピンと来ないというのが正直な感想。

2020東京五輪マスコット最終候補
2020東京五輪マスコット最終候補
出典:https://tokyo2020.jp/jp/games/mascot/

確かに日本=アニメというイメージだからこういうスタンスで来るだろうなとは思っていたけど、絵本を趣味にしているし、日本にも素晴らしい作家がたくさんおられるので、彼らの筆によるものもちょっと期待していた。過去の五輪を振り返ってみても、良質な絵本に出て来そうなキャラクターがたくさんあったのでちょっと残念な気もする(アメリカはちょっと…)。ちなみに朝のバラエティ番組でその小学生たちにアンケートを取ってみたところ、娘の予想に反してトップは(ウ)だった。さて結果はいかに。

1972ミュンヘン大会ヴァルディ
1972ミュンヘン大会「ヴァルディ」
1980モクスワ大会ミーシャ
1980モクスワ大会「ミーシャ」
1992バルセロナ大会コビー
1992バルセロナ大会「コビー」
絵本に出てきそうな夏季五輪歴代マスコット
出典:https://matome.naver.jp/odai/2125387661700610829

1998長野大会スノーレッツ
夏季大会ではないが、1998長野冬季大会「スノーレッツ」は好きだったなあ

さて肝心の2020東京大会は、ロゴや国立競技場の問題、果ては東京招致に伴う不正疑惑まで飛び出して(ブラジル検察は不正があったと断定しているのに日本のマスコミ完全スルーだもんね)最初からゴタゴタが続き、本当に開催できるのだろうかと不安になる。さらにここへ来て朝鮮半島や中東で緊張が高まる国際情勢に至っては、「平和の祭典」どころの問題ではなくなって来ている。

幻に終わったアジア初の東京五輪は1940年開催の予定だった。紀元2600年記念の行事として招致したものだったが、1937年の盧溝橋事件を端に勃発した日中戦争を理由に、日本政府が開催権を返上し中止となった。その後1939年のドイツ軍ポーランド侵攻を端に英仏のドイツへの宣戦布告、そして1941年末の真珠湾攻撃。

1964東京五輪ポスター
1964東京大会第2号ポスター
出典:https://www.joc.or.jp/column/olympiccolumn/memorial/20080508.html

悲願の東京五輪が開催となったのは、それから約四半世紀後の1964年。しかしこのオリンピックもあわや幻と終わるところだった。私が生まれた1962年秋、米ソが全面核戦争寸前まで達した、いわゆる「キューバ危機」だ。当時のケネディ大統領とフルシチョフ首相との手汗握る外交交渉によって、一触即発の危機は何とか回避され、2年後アジア初のオリンピックは成功裡に終えることができた訳である。一歩間違えば、当然私もこの世にいなかったかもしれないし、そもそもこの世界が存在していたのかどうか。今のトランプ大統領と金総書記で、ケネディとフルシチョフのような大人の決断が出来るだろうか。

そして第2回東京五輪開催まで3年を切ったこのタイミングで、アジアの両端で再び世界大戦のリスクが高まっている。東京五輪の開催が決まると、世界規模の戦争が起こるかもしれないという都市伝説。小学生たちの投票が無駄にならないことを祈る。
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