クルマの絵本のこととか、クルマに関わる書き留めておきたいネタはたくさんあるのだが、ありがたいことに公私それなりに忙しく動き回っており、後述するような他人から見れば無駄と思われることにも時間を費やしたりして筆が進みませぬ。今回は先月、横浜の日産本社ギャラリーへあるクルマの展示を見に行ったことをネタに学んだことを書いてみる。今月5日まで「東京モーターショー」から衣替えした
日本自動車工業会(自工会)主催の「
ジャパンモビリティショー2023」が開催されていたが(私も行って参りましたが…レポートはまた後日)、ちょうど60年前の1963年、第10回全日本自動車ショウ(翌年‘64年の第11回から「東京モーターショー」に改称)において、今年創立90周年(80周年の時は
こんなイベントがありました)を迎える日産自動車[1]の源流の一つであるプリンス自動車工業が出品したスポーツカー・コンセプト「プリンス・1900スプリント」のレプリカが10月24日まで展示されているとネット記事[2]で知ったからだ。プリンス・1900スプリントのことは正直全く知らなかったので色々調べてみると、このクルマの誕生秘話を記した
『プリンスとイタリア』(板谷熊太郎・著、二玄社)という書籍が2012年に上梓されていることを知って即購入。展示車を見た後、一気に読み終えた(『
新しい世界の資源地図』はまだ未読了だよーん)。この本が面白くてねえ。予備知識として本書を読んでから1900スプリントを見ればよかったと後悔している。