溜飲を下げる
出典:http://web.gekisaka.jp/news/detail/?196843-196843-fl
ジジイは朝目覚めるのが早い。今日も日曜日にも関わらず5:30ちょっと過ぎに起きた。五輪サッカーの決勝、ブラジルvsドイツをテレビ観戦するためだ。今回のオリンピックで日本が関係しない試合はほとんど観ることはなかった。先日たまたまBS付けたら、どこかの国どおしのハンドボールとかホッケーをやっていた。当然やっている訳だけど、ダメだね、日本の試合しか関心のない俺は(サッカー日本代表戦も観ていなかったのだけど…)。普段触れることのできないスポーツも含め、世界最高峰の試合を観られることが、オリンピックの醍醐味なんだけどね。でも、この試合だけは訳が違う。今回はブラジルの応援だ。
ミネイランの悲劇から2年、相手はあの屈辱のスコアでブラジルの希望を奪ったドイツ。しかもサッカーの世界大会で唯一、ブラジルが頂点を極めていないオリンピックの大舞台。開催国ブラジルが溜飲を下げるか、はたまた再びジンクスに破れるか。
前半ブラジルが素晴らしい守りを見せると、キャプテン・ネイマールのここしかないという神業FKで先制点を奪い、ジンクスは破られたかと思った。ところが後半にドイツ・マイヤーが振り出しに戻す。延長戦に入っても1-1のままスコアレスドローでPK戦に。コパアメリカ2016にネイマールを参戦させず、五輪優勝にターゲットを絞ってきたブラジル。ブラジル全国民の期待、代表チームの成績不振とバッシング、五輪のジンクス、2年前の悪夢ともうこれ以上ないというくらいの重圧がかかるブラジルに対し、完全アウェイである意味開き直れる、ブラジルW杯チャンピオンの試合巧者ドイツにPK戦は有利とみた。
ところがドイツ5人目ニルスが外した後、全てのお膳立てが整うとネイマール登場。この頃には、家族も全員起きていてテレビに釘づけ。これを決めれば五輪初優勝、外せば大炎上の場面。さすがの彼でも心臓はバクバクだったと思うが、キックしたボールはゴールに突き刺さった。
W杯では、怪我で欠場したネイマールが、ブラジル史上最悪の敗戦選手の汚名を着せられることはなかった。彼がいれば優勝できたと逆の伝説も生まれたに違いない。そして今回、やはりこのセレソンは“持っている”ことが証明された。
マラカナンの歓喜
出典:http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/20/brazil-football-gold-medal_n_11635520.html
誰かがシナリオを書いているのではないかと思えるほどの劇的なブラジルの勝利で、オリンピックもいよいよ幕を閉じようとしている(9月からパラリンピックも始まりますよ!)。それにしても、夏休みは寝不足で疲れたな。明日からまた仕事が始まる…うううっ。
能天気なブラジルのノリで残暑を乗り切ろう!