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キンダーブック『じどうしゃ』01 キンダーブック『じどうしゃ』02
 
今日はこどもの日。平時なら鯉のぼりの泳ぐ青空の下で楽しい休日になるところだったのだが…(天気も今ひとつ)。古い絵本をパラパラ見ていたら、以前紹介した「ダットサン・ベビィ」の挿絵を見つけた。ダットサン240Zのデザイナー、故松尾良彦さんが手掛けた横浜「こどもの国」のゴーカート。当時の貴重な写真も残ってはいるが、キンダーブック『じどうしゃ』(指導:宮本晁男、文:関根栄一・清水たみ子・絵:上田三朗・池田献児・梅本恂・木村定男・中島章作・清水勝・小山泰治、フレーベル館・観察絵本「キンダーブック」第18集第12編3月号)にはその様子が細かく描かれている。その全貌が「こどものじどうしゃ」というタイトルの以下の1枚である。
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2021.05.02 Landy
Landy

エジンバラ公爵フィリップ殿下が白寿でご崩御されたのが約1ヵ月前[1]。ちょうどその1年前に鬼籍に入られた作家、C.W.ニコルさんがエチオピアの国立公園で野生動物保護に携わっていた時に、殿下(彼は世界自然保護基金WWFの初代総裁でもある)と会食した際のエピソード。そこで紳士とはどういうものかという会話になった。ニコル氏曰く「紳士とは、誰もいないところでもバターナイフを使う人」。これに殿下は「違う、違う。紳士というのはね、お風呂の中でオシッコが出たくなっても、湯船から出てやる男のことさ」と答えるお茶目な方だったようだ[2]。そのフィリップ殿下が愛したクルマがランドローバー(以下LR)。ご葬儀で使われた霊柩車も「ディフェンダーTD5 130」がベースで、殿下自身も生前開発に携わったという位、LRは「王室御用達(Royal Warrant)」なのである[3]。テラノ、エクストレイルと庶民派四駆に何台か乗って来たユーザーとしては、一度は所有してみたい憧れのブランド。そのLRのオフロード車がモデルの絵本シリーズがある。本日紹介のクルマノエホンはそのシリーズ第一弾、クラシックLRのシリーズ1が主人公の“Landy”(作:Veronica Lamond、Veronica Lamond社)である。
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新型エクストレイル2021
出典:Response

我が愛車、エクストレイル2(T31型)の車検通したよ。在宅勤務が増えて走行距離の伸びは鈍化したけど、それでも年間1万弱は走行していたから現在は18万5千km。次の車検時には20万を超えているだろう。致命的なダメージはなかったものの、オルタネーターからの異音が酷かったので交換。リビルト品だけどそれでも痛い出費だった。でも車検を通して快調!20万キロになっても傷が増えても乗り続けたいこのクルマの良さがある。巷でも新型エクストレイルの情報が出ているが、新車の購買欲が薄れてきたのは世の中に私の琴線に触れるクルマが少なくなったことと、電動化・自動化が進んだことで値段が高くなったこともあるだろう。
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ひみつのかたつむり号

久しぶりに佐藤さとる作品がクルマノエホンに加わりました。空き地に放置された廃車が子どもたちの秘密基地になっちゃう『ひみつのかたつむり号』(文:佐藤さとる、絵:村上勉、童心社・現代童話館)です。昭和50年(1975)、私が中1の頃に初版の古~い児童書です。後で気づいたことですが、私が最初に入手した佐藤本『わんぱく天国』(講談社の佐藤さとる全集11)の表紙は、明らかに本書をモチーフにしていることがわかります。下記ネタバレになりますが、小生の駄文紹介を読んだところで、実際に(古書購入や図書館で)本書を手に取れば、何度読んでもその繊細で清らかな文章と完成度の高い物語が読者を佐藤ワールドに引き込んでしまいます。そしてもちろん、村上勉画伯の挿絵がさらに読者の想像力を補ってくれます。これなど佐藤作品は、優れた映像作家によるムービーでも観てみたい気がします(映像作品あるのかな?)。
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大塚康生のおもちゃ箱 大塚康生のおもちゃ箱2

今年もまだ第1四半期が過ぎたばかりだというのに、最近昭和に活躍した著名人が次々と鬼籍に入られている。俳優の田中邦衛さんや脚本家の橋田壽賀子さん、声優の森山周一郎さん、物理学者の赤崎勇さん…。東京五輪の年に体操の小野清子さんや柔道家の古賀稔彦さんのメダリストまでも。キックボクサーの沢村忠さんは久しぶりにお名前を聞いた。今の若い人ならキックボクサーといえば那須川天心だろうが、我々は“真空飛び膝蹴り”、“キック キック キックの鬼だ~♪”の沢村世代よ。そしてクルマノエホン管理者として悲しい知らせだったのはアニメーターの大塚康生さん。『大塚康生16歳の車の画帖 終戦直後の日本の路上にて』(徳間書店)というとんでもない本を見つけて、この天才少年がガキの頃に観たアニメ映画『パンダコパンダ』やTVアニメ「ルパン三世」シリーズ、『カリオストロの城』の作画監督だと知ってさらに衝撃を受けた。個人的には氏が山口県庁職員時代、亡き父とも接点があったかもしれないと思うと余計に親しみを感じていたからとても残念である。訃報を聞いて彼の著書『大塚康生のおもちゃ箱』(自費出版同人誌、私の所蔵するのは緑の再版本)や『大塚康生のおもちゃ箱2』パノラマ堂)、そして『作画汗まみれ(改訂最新版)』(文春ジブリ文庫)をパラパラとめくっている。昭和のおっさん、ジジイにとって元気をもらった彼らの訃報はボディーブローのように効いてくるね。
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2021.04.01 四月の魚
四月の魚

コロナも全く終息しないどころか、明らかに第四波の到来をひしひしと感じながら、今のパンデミックが全て「エイプリル・フールでした!」ってリセットされて欲しいと思う新年度の初日。フランスではエイプリル・フールのことを「四月の魚(Poisson d’avril)」と言う。高橋幸宏さんのアルバムに同名のタイトルがある。彼が出演し音楽監督も務めた同名映画(1984年日本、大林宣彦監督)の主題歌にもなった[1]。彼は『薔薇色の明日』というアルバムで(学生時代LP買いました)、バート・バカラック&ハル・デイヴィッドの《エイプリル・フール/The April Fools》もカバーしている。《エイプリル・フール》は映画『幸せはパリで(原題“The April Fools”)』(1969年米、スチュアート・ローゼンバーグ監督)の主題歌。私も大好きな名曲だ。
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移動図書館ひまわり号

子どもの頃、田舎では夏になると至る所にひまわりが咲いていた。種を蒔き、あんなに小さな芽吹きから大人の背丈よりも高く見上げるほどに育つ巨大な植物。昼間は力強くおひさまを仰ぎ、夜は優しく我々を見下ろす自分の顔より大きいこの花が大好きだった。自宅ベランダのプランターでも育てていたがそんなに大きくはならず、それよりも道端に自生するひまわりの“顔”は何と大きく、少々の風ではびくともしないくらい1本立ちの茎も太かったことか。最近はあまり野性味あふれる巨大なひまわりを見なくなったね。そして1つぶの種からたくさんの種が採れるひまわりの神秘と偉大さ。約半世紀以上も前、そんな小さな種まきからその芽は大きく育ち、全国に多くの種を増やしていった、まるでひまわりのようなとある町の図書館の誕生と成長ものがたりを描いたクルマ絵本を紹介する。タイトルは『移動図書館ひまわり号』(文:石嶋日出男、絵:広田美穂、構成:井上博司、協力:日野市立図書館/日野宿発見隊、自費出版)。東京都日野市立図書館の歴史がこの絵本のベースである。
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2021.03.28 飛行官能
飛行官能
出典:CINRA.NET

関東の緊急事態宣言解除前の先日、久しぶりに地元の横須賀美術館へ出かけた。4月11日まで開催されている企画展「ヒコーキと美術」を観に行くためだ。コロナ禍でもあるので美術館鑑賞自体も本当に久しぶり。2月から開催されていることを知らなくて(実際には1月から臨時休館中だったので3月8日からの開催)、ヒコーキノエホンも集めようかと思うくらいなので(どこにそんなカネとスペースがあるというのだ!)この企画展は刺さった。しかも関連企画として、太平洋戦争末期に旧日本陸海軍が共同で開発し、ここ横須賀はクルマノエホン『ダットさん』でお馴染みの追浜の地で初の試験飛行に飛び立ったロケット戦闘機「秋水」に関する展示も行われるというから、これは宣言解除を待たずして行くしかないっしょとなったワケ。そこで思わぬ“掘り出し物”と出会った。
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乗り物ひみつルポ 消防車とハイパーレスキュー

早いものであの日からもう10年である。私は片道2時間かけて出勤するいつもの職場ではなく、たまたま横須賀市内の事業所に出張していた。出張先での1次避難・人員点呼を終えてすぐに帰宅OKの判断が出て(※)、渋滞にも嵌らず地震発生から1時間後くらいには自宅でニュースに釘付けだった(もう少し退社が遅ければ激しい渋滞に巻き込まれていた)。職場での恐怖体験と自宅から見えた対岸・千葉のコンビナートから火柱が上がる瞬間、テレビで伝えられる津波の映像に衝撃を受けたその翌日、今度は福島原発での水素爆発の映像を見ることになる。正直、日本は終わったと思った瞬間である。この事故現場への放水・冷却作戦に派遣されたのが、今回のクルマ絵本『乗り物ひみつルポ 消防車とハイパーレスキュー』(作:モリナガ・ヨウ、あかね書房)の主人公、東京消防庁の消防救助機動部隊、通称ハイパーレスキュー隊とその特殊車両たちである。
※)現在は食糧備蓄も大幅に増やし、帰宅せずにしばらく職場待機という職場防災ルールになっている。
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Chick Corea
出典:VULTURE

ちょうど一カ月ほど前、稀代のジャズ・ピアニスト(鍵盤奏者)、作曲者、フュージョンの草分け等々、様々な顔を持つ偉大な音楽家チック・コリアが天に召された。享年79歳。最初コロナの犠牲か?と思ってニュースを読むと、癌だったんだね[1]。NYブルーノートで迎えた60歳のバースデー・ショーの際には、日本流の赤いちゃんちゃんこを羽織り“カンレキ”を祝ったそうだが[2]、このブログでもチック・コリア作曲の代表作、“SPAIN”は私の大好きな曲の一つだと何度か紹介してきた。
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カードの兵隊05
出典:カードの兵隊出張所

一時期、クルマのペパクラに嵌って「BOOOON!CITY」とか子どもと一緒に作って楽しんでいたのだけど、お父さん向けのマニアックなコンテンツでお気に入りだったのが「カードの兵隊」というサイトだった。特に60年代のフォーミュラカーやトランスポーターのペパクラが秀逸だった。定番のスクーデリア・フェラーリのほかにチーム・ロータスとか、その他BRMやホンダ等々。フェラーリは紙型ダウンロードして作成し、残りは後でと思ってそのまま時は流れた。歳を取ってくると老眼が次第に酷くなり細かい手先の作業・工作がきつくなるんよ。ここ最近映画『グラン・プリ』や『ブロックバンクのグランプリ』を取り上げたこともあって久しぶりに思い出してサイトを覗いてみるとまだ運営していた。で、肝心の「F1 1961-1965」ページから残りの紙型をダウンロードしようとアクセスしたらリンクが切れとる。1/30スケールはDL可能なのに残念!ホームページ自体、2018年の1月以降(ブログは9月)更新が止まっているので嫌な予感。あああー、他の紙型も一気にDLしておけばよかった。仕方がない、既に作ったフェラーリはすっかり色褪せしてしまったのでまた作り直すか。
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ブロックバンクのグランプリ

映画『グラン・プリ』の記事を書いたら、そういえばこのブログのメインテーマ、クルマノエホンにもとっておきのGPものがあったなと取り出したのが『ブロックバンクのグランプリ(原題“Brockbank’s Grand Prix”)』(作:ラッセル・ブロックバンク、解説:ヘンリー・マネイⅢ世、訳:小林彰太郎、二玄社)という英国の自動車漫画家ブロックバンクによるGPレースの風刺画集。オリジナルは1973年、翻訳本のこれも1975年刊の古いモーターレースファンにはあまりにも有名な必携のアイテムだが、当時のレースや時代背景について相当詳しくなければクスッと笑えないマニアックな代物である。
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Grand Prix

橋本新オリ・パラ委員会会長も決まり、東京五輪がこれからどうなるかはわからないが、前回話題にしたようにいつしか自動車レースが五輪に返り咲きとなる…かもしれない。そのときは今回紹介する映画の時代のようなレースではないと思うけどね。自動車レース映画の最高峰とも称されるその名も『グラン・プリ(原題“Grand Prix”)』(1966年米、ジョン・フランケンハイマー監督)が本日のネタだ。かなり長編解説になってしまったが、本編も3時間の超大作だし、ただのレースものじゃない色々な要素を含む内容の濃い映画だったんでね。なんで還暦近くになるまで一度も観なかったのかと後悔している。
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Motor Racing at the 1900 Olympics
出典:THE OLYMPIANS

炎上大魔王、森さん、オリ・パラ組織委員会会長辞めることになったね。その後の後任人事のドタバタがさらに酷いね。どんだけ人材がいないのかね、この国は。ラグビーW杯日本大会の時、その招致に奔走した外交官、故奥克彦氏を陰で支え、その遺志を継いだ先輩が森さんだったと知って(「奥克彦という人」参照)、なんだかんだ言ってもW杯を成功させたし、懐の広い、情の厚い、それが余人をもって代え難き人ということなんだろうけど…。奥氏が生きていたら、この脇の甘いパイセンに何と言っただろう。銃弾に倒れなければ正しき後継者になり得たかもしれない。それにしてもこの大会はどれだけケチが付けば済むのだろう。私は先の見えないこのコロナ禍で中止も致し方ないと思っているが、それでもアスリートのことを思えば、パリとロスをスライドして’24年、あるいはロス後の’32年に延期のシナリオも、それこそ国際政治の交渉次第では可能性もあり得るのではないかと思っていた。しかし日本の政治家・リーダーはアレだし、これで延期は完全に無くなったね。あとは中止か予定通り今夏開催しか選択肢はないと思うけれど、無理に強行すれば再びスポンサー企業に対する強い不信感も出てくるだろう。誰が後任会長になるにせよ、最後の最後でニッチもサッチも行かなくなった麻生さんの言う“呪われた”東京大会。もう残された時間はほとんどない。
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オリガミ プレイン

家の中をゴソゴソ片付けていたら冒頭のブツが出て来た。フランス・ジェコ(DJECO)製の飛行機の折り紙セット『オリガミ プレイン(”Origami Avions”)』。今や世界共通言語の“Origami”。大昔息子用にプレゼントしたものだろうか?覚えていない。デザインがとても洒落ている。パイロットのシールがいいね。さすがフレンチセンス。開封済の中身を確認すると、1-2機作った形跡は残っているもののまだかなり“機体”が残っている。
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